カナダ・ケベック州政府「ケベック木材製品輸出振興会(QWEB)」からの依頼で、多摩美術大学 環境デザイン学科、川上元美客員教授・富樫克彦教授 ─ダイニングチェア、テーブルのデザイン及び製作─ の授業にて、イエローバーチ、ハードメープル材の提供と素材についてのレクチャーを行わせて頂く事となりました。
山王は創立以来70年近く広葉樹を扱ってきた専門業者であり、昭和50年代頃からは北米産広葉樹を数多く取り扱ってきました。北米大陸にはウォールナット、アッシュ、オーク、ポプラ等様々な広葉樹がありますが、とりわけカナダ・ケベック州においては、質の良いイエローバーチ、ハードメープルが育ちます。
QWEBはケベック木材の品質と多様性を広めるため、日本でのプロモーション活動をしており、その一環として弊社も協賛させて頂きました。
今回、多摩美術大学 環境デザイン学科 インテリアデザインコースの
「設計した住宅のダイニングスペースに設置するテーブルと椅子をデザインする。
木の直材を主材にした構成とし、特に椅子は実物を製作して家具を製作するプロセスを実体験すると共に、空間と家具の整合性や人体スケールの感覚を養う。」
という課題の製作過程で、より素材を知って頂く趣旨のもと、7月25日の多摩美術大学での弊社常務取締役・石黒久雄の講義に続き、9月21日~26日の間、木材に直に触れ選別作業を行うため、学生さん方に弊社にお越し頂きました。
製作したダイニングチェアは11月末の展覧会にてお披露目となります。